Blogブログ
2026/5/18
段ボール印刷用インク不足が深刻化|中東情勢による影響と今後について
使用する段ボールの1枚当たり重さの計算
※机上の計算と実物では
多少の重さの誤差はございます。
※重さ計算は材質や厚み
製造元ごとの決まった寸法などにより
異なりますので、詳しく知りたい場合はご購入している会社にお問い合わせください。
STEP1
段ボールの平米数(㎡)を計算する
例:W300xD200xH100 の場合
流れ
W300x2=600mm
D(200x2)-3=397mm
糊付け部分 30mm
600+397+30=1027
幅
H100+D200=300
=300
流れ1027x幅300=308100÷1000000(㎡に戻す)
=0.3081㎡(平米数)
STEP2
重さ(g)を計算する
例:平米数0.3081㎡ 材質:表K5/120g/裏 厚みAF の場合
AFの場合(1.6) BFの場合(1.4)
{表K5(180g)+中芯(120g)×1.4+裏K5(180g)}
=528gx0.3081
=163g(重さ)
材質・厚みにより重さが異なりますので
わからないこと・お困りのことがございましたら
お気軽に当社までご相談ください。
■近年、中東情勢や世界的な物流不安の影響により、さまざまな業界で資材不足や価格高騰が続いています。
段ボール業界でもその影響は徐々に広がっており、現在は「段ボールそのもの」よりも、印刷に使用するインク不足が深刻化し始めています。
今回は、段ボール業界で現在起きているインク不足の状況と、今後予想される影響について、現場目線でお話しします。
■5月初旬までは大きな問題はありませんでした
弊社では、2026年5月初旬頃までは、段ボール印刷用インクについて大きな供給問題は発生していませんでした。
もちろん、原材料価格や物流費の影響による値上げは発生していましたが、
「インクが完全に止まる」
「印刷ができない」
といった状況ではありませんでした。
しかし、5月中旬頃から状況が少しずつ変化し始めます。
■インクメーカーの臨時休業が発生
5月中旬に入り、段ボール印刷用インクを扱うメーカーの一部で、臨時休業が発生しました。
さらに問題なのは、
「休業期間が未定」
という点です。
これにより、段ボール業界全体で徐々に危機感が高まっています。
現時点では完全停止ではありませんが、
納期遅延
供給不安
価格高騰
などが現場で起こり始めています。
■なぜインク不足が起きているのか?
今回の背景には、中東情勢による物流不安や原材料不足があります。
段ボール印刷用インクには、石油由来原料や化学材料が多く使用されています。
そのため、
原材料価格の高騰
輸送コスト上昇
海外物流の停滞
などの影響を受けやすい状況です。
現在はまだ供給が完全停止しているわけではありませんが、今後2~3ヶ月でさらに状況が悪化する可能性も考えられます。
■今後は「出荷停止」も増える可能性があります
現在も稼働しているインクメーカーを利用しながら対応を進めていますが、
原料不足
生産制限
値上げ
などの影響はさらに強くなる見込みです。
特に今後懸念されているのが、
「インクそのものの出荷停止」
です。
一部の包装資材ではすでに出荷制限が始まっており、段ボール印刷用インクでも同様の動きが出てくる可能性があります。
■無地段ボールの需要が増える可能性もあります
こうした状況の中、今後は「無地段ボール」の需要も増えていく可能性があります。
最近では、カルビーのポテトチップスなどでも、インク不足の影響から一時的に白黒パッケージへ変更された事例が話題になりました。
これは食品業界だけではなく、段ボール業界でも同じことが起きる可能性があります。
例えば、
ロゴ印刷を減らす
単色印刷に変更する
無地ケースへ切り替える
など、インク使用量を抑える対応が今後増えていくかもしれません。
■早めの相談・準備が重要です
現在、段ボールケース自体の生産は大きく止まっていません。
しかし、印刷インクや包装資材などの副資材では、少しずつ供給不安が広がっています。
今後、
・印刷ありケース
・特注印刷
・色指定
などは、通常より納期が長くなる可能性もあります。
そのため、
・早めの発注
・無地ケースの検討
・印刷仕様の見直し
など、事前準備が重要になってくると考えています。
■段ボール印刷や包装資材でお困りの方はご相談ください
東京包装では、段ボールケースだけでなく、包装資材や印刷仕様についてのご相談も承っております。
現在の状況に合わせ、
・無地ケース提案
・印刷仕様変更
・資材確保
・代替案提案
なども可能です。
インク不足や納期遅延などでお困りの際は、お気軽にご相談ください。
